神様お願い 僕を殺してください
「不満ですか?ですが、私は君の願い聞いてあげたのですよ?彼女を幸せにするにはまず、君が人間にならないと話にならないのですから。」

彼は自業自得だと思うとともに、チャンスであることを忘れないようにした。
「まぁ、そうだけど… もうすこし楽させてくれても良いじゃない。彼女の幸せのためなんだからさ。」

彼の呼吸が落ち着いた。そして扉のノブに手をあてた。
「さぁ、幸せにしてあげるよ。僕の天使。」
ノブにあてられた手に、力が入る。そして扉を
「その扉を開けたら答えが出てしまいますよ?」
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