先輩、大好きです。
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「金沢先輩、
お待たせしました」
「ううん、全然待ってないよ!
じゃあ、そこのベンチ座ろか」
…変に緊張する。
「でね、由奈ちゃん。
単刀直入に言うと、俺、優奈が好き。
だから、裕翔が邪魔なわけ。
由奈ちゃん、協力して貰えんかな?」
あまりに真剣な金沢先輩。
だけど、協力って何?
「あ、裕翔に近づいて貰えたらいい。
あわよくば、そのまま由奈ちゃんを好きになってもらったら…なんて。
言っとくけど、俺、優奈の事、本気で好きだから。
だから、由奈ちゃん。お願い。」