はっぴーえんど。
「美味しかったぁ。奢ってくれてありがとう。私も次奢りたいっ!」

高そうなの奢ってもらっちゃった…。
まぁ、2人で半分こ…私がほとんど食べちゃったけど…。

「いいんだよ。頑張ったご褒美。」
樹くんは私の両頬に手を当てた。

「でも、私もなにか奢りたい…。」

「俺はいいよ。鈴が喜ぶ顔が見たいだけだから。」
こういう事、ポロッと言うから困る…。
もう、照れちゃうじゃん!

「あ、じゃあテストで5位以内に入ったら、私を1日こき使える券あげる!」

「ふふっ。」
樹くんは手で顔を抑え、笑い出す。

「ええっ!何か変だった?」

「ううん。かわいいなって。」
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