はっぴーえんど。
4度目のインターホンで鈴が出てきた。

…よかった…。
俺は抱き締めた鈴の体温に安心した。
…あれ、熱すぎない…?

体を放すと鈴の顔は真っ赤。
ああ。そういことか。

君は俺に部活に行くよう進めるけど、ここは休まないとね。

「だ、大丈夫だよ…。」
そういった後に君は意識を手放した。

俺は君を抱えた。
「俺の前なんだから甘えてもいいのに…。」

俺は君の部屋に入った。
初めて踏み入れる君の部屋。
少し甘い匂いがする。

そっとベットに下ろし、布団をかけた。
少し苦しそうに寝返りを繰り返している。

とりあえずお粥でも作るか…
「少し待っててね。」
俺は鈴の額にキスをして部屋を出た。
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