はっぴーえんど。
文化祭当日…。

「メイドさーんっ。こっちも注文いいー?」

「は、はいっ!今すぐ行きます!」

私は注文表とペンを持って教室内をグルグルとはしりまわる。

い、忙しすぎる…。
私立の学校だからそこそこの人は来ると思ってたけどここまでなんて…。
それに、あと少しでミスコンのやつ召集が始まっちゃう…。

……樹くんの力をもってしても断れませんでした…。

「お前、そろそろミスコンのやつ始まるだろ。俺がやるから、もう行け。」

裕太が私の背中を軽く押した。

「ゆ、ゆうたぁ!ありがとう!」
私は半泣きになりながらもお礼を言った。

…早く行かないと…!
……って、あれ?
なんで裕太が私がミスコン出るの知ってるんだろ…。

まぁ、いっか!
今は急いで会場に向かわないと!
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