はっぴーえんど。
「ご、ごめんっ。すぐ準備するからあがってー。」

「俺が早く着すぎただけだし、外で待ってるよ。」

「ええっ。だめだよーっ。春だけどまだ寒いし…」
私は樹君の腕を引いて半ば無理矢理に家へあげた。

時計を見ると朝7時。
丁度私が起きる時間だ…

「樹君、早く着すぎでしょ!?」

「…ごめん。」

一瞬、いっくんがわんこに見えた…

「あ、ううん。私も着てくれたの嬉しいし!朝ご飯は食べた?」

いっくんは小さく首を横に振った。
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