はっぴーえんど。
裕太に視線を向けると、目を細めて私の頭をクシャッと撫でた。

「…頑張ったな。」
その言葉に泣きそうになりながらも、私は笑った。

……いまは9時だから後3時間近く…

「私、家の中でまってるね。ほんとにありがとう…。」
「どーせ、ひとりじゃ落ち着かないだろ。俺もいる。」

「ゆ、裕太ぁ…。」
私は抱きつくのを我慢し、自分の涙を拭く。

「我慢すんな。」
裕太は私の頬を軽くつねった。
…痛いけど…安心する。


私とゆうたはリビングのソファに座り、他わいもない話をした。

……本当にありがとう、裕太…。
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