はっぴーえんど。
「きゃぁぁぁかわいいーっ。」

「ひゃぁ。」

急に抱きつかれて変な悲鳴を上げてしまった。
演劇部…フレンドリーすぎじゃないですか…!?

「あの、すんません、そいつはなしてやってください。」

聞き覚えのある声…。

「ゆ、ゆーたっ!」

「あら、彼氏さん?あなたも演劇部どう??」

「俺とそいつ、今からバスケ部行くので勘弁してください。」

先輩はぶーぶー言いながらも離してくれた。

「バスケ部がんばってねー。」

私は小さく会釈をし、その場を去った。
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