私と貴方

···穏やかに


子供達は······と

杏が父親・蛍斗と会って
蛍斗が今でも母・柚子を
想っているのがわかり
柚子を絶対に傷つけないと
約束してから
杏は、計画を経てた。
父・蛍斗が入る施設のパンフレットを
母・柚子に見せて渡した。
後は、母が気づいて
母が動くしかないと。

それは、兄・郁斗にも話した。
兄・郁斗は、かなり心配したが
郁斗も父・蛍斗に会って
あの当時の父ではないと
わかったから
見守る事にした。

両親から話しを聞いて

郁斗と杏は

 ニヤリと・・・

   笑いあった。





徹は・・・・

兄の徹は、
はぁっ・・と、溜息をつき

「次に俺の妹を
泣かせるようなことをしたら
あの世まで追いかけて
処罰するからな!」
と、笑いながら
  言ってくれた。

俺は、お義兄さんに

     改めて誓った。




俺達は·······と、言うと


俺は、毎日
柚子を抱き締めて寝ている。

入籍は・・・せずに
このまま、ゆっくりと
時を過ごす。

入籍がこの先に必要になれば
そうしたらよいと
二人で話し合った。

俺達は本当に穏やかで
幸せだった。


こんな年になっても・・・

  愛してる·····柚子っ·······



うふふっ····

   私も·······愛してる。




         ・・・・・・END。
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