二次元と、本当の恋愛
1

日常

大学には少し早めに行っている。
電車通の私は、人が多いのが苦手だ。
ラッシュを避けるため、そして……


「瑠兎、おはよー!!!昨日のアニメ、4話観た!?
主人公が敵に一人で挑んでいくシーン、号泣!」

……この私の親友、菜都(なつ)と一緒に登校するためである。
元気で明るい、私の大事な人。
バド部に属していて朝練のため早朝から学校に行っている。


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