もしもあの時

人は意味のある時間を過ごしていると思って生きている時ほど、本当に大切なものを見失っているのではないだろうか。



次々にこぼれていく大切なものは、もう決して戻ってはこない。



あの頃の俺達は馬鹿だなって蔑まれることはあっても、褒められることなんてなかった。



でも、それでいいんだよな。



俺たちは確かに生きていたんだ。


自分たちの意思で大切なものをこぼさぬように必死に生きた。


無駄だと言われるような4年間を走り抜けた。


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