総長様の復讐
「隼人くん…………ッッ」



怖く震えてる凛ちゃんが、泣いてる。


手を振り払い今すぐ抱き締めたい。



コイツに触るなって、奴等をボコボコにしたい。



だけど君を囚われてる以上、迂闊には手が出せなかった。


「コイツを返して欲しくば、"海龍"の倉庫に来い。


それまで、預かって置くぞ」


海龍!?


「やあ、隼人くん。助けて!!」



君が連れさわられる姿を、ただ見てることしか出来ない。




君が見てる。


ごめん………怖い思いさせてごめん。



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