平凡な人生を歩むにあたって
私の人生

0〜1歳半

人から聞いた話をつぎはぎで繋げていったものをここに書いていくため、多少の誤差、矛盾はあまり気にしないでほしい。


私は母のお腹に入った。
その時の記憶などある訳もないが子は親を選ぶというし、きっと私も望んで母を選んだのだと思う。
母のお腹に私が宿ったと知った父は

「堕ろせ」

と言ったらしい。
(後々理由が分かっていくがここでは割愛)

だが母はその時既に30歳。
この先、またお腹に新しい命が宿るとも限らない。
そして母は過去の経験から子供に対し後悔の念を抱いていた。
父の発言からこの子を産めば離婚の道を辿ると分かっていながらも、私を産んだ。

数ヶ月は一緒に住んだものの、父は私と母を私から見て母方の祖母達に預けた。

「必ず迎えに来ます。それまで預かって頂けませんか」

父が戻ってくることはなく、父の浮気が決定的な原因となり離婚した。
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