エリート弁護士は契約妻への激愛を貫きたい
法律事務員の仕事は法律的事務、秘書業務、広報事務など弁護士の監督の下、補佐的な業務が主である。

草案や申立書作成や各種資料の取得、法律相談の対応、弁護士先生のスケジュール管理や会合、セミナーの日程調整。

ここで挙げたものは業務の一部だけどそれらに速やかに臨機応変に対応しなければいけない。

大変だけど、事件や事案が解決したときに依頼者の方が弁護士先生だけじゃなく、私たち事務員にまで「ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えてくれて笑顔を見せてくれたとき、尽力して良かったと心から思う。

依頼者の方は様々な問題を抱えてこの場所へとやってくる。だから最初、表情が暗く強張っている方が殆どだ。

それに日本ではまだ法律事務所というとハードルが高いというイメージがあり、事態が悪化してから二進も三進もいかなくて事務所を訪れてくるそんな依頼者も多い。

そんな方達の力になりたい、法律事務所という所をもっと身近に、ひとりで抱え込む方を少しでも少なくしたい、そんなボスの言葉に感銘を受け私は今ここで働いている。
< 4 / 180 >

この作品をシェア

pagetop