これはきっと恋じゃない。





でも、こんなに悲しそうな表情見ちゃったらそんなこと言えるわけがない。





「私は…大丈夫です」




「ごめんね、みなちゃん」





おばさんが謝ることじゃないのに…




これで本当に卒業できなかったら、おばさん泣いちゃうだろうなあ





「あの、尊弥君は?」





ここからでも見える彼の部屋には明かりがついている。





あの頃から部屋が変わってなければだけど。





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