亡霊
振り向くといない。



気配は消えて行く。


誰かにミラレテルーーー?



「歩、私誰かにミラレテル気がするの。


アキが居なくなってから、私、アキに呪われてるかも‼」

一度、歩に相談した。


歩は、私を抱き寄せ頭を撫でてくれる。



「大丈夫だ、もうーーー」




アキの嫌がらせは知っていただけに、歩は、いつも私の気持ちを汲み取る。


それだけで、安心したし幸せだった。



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