クールな御曹司の契約妻になりました

私は物心ついた頃から、見えてはいけないものが見えてしまう。

世間一般で言う、『ミエル女』。


だけど、テレビで見る様な心霊写真に写る霊が見えるわけではない。

テレビの心霊現象を扱う番組すら怖くて見れない私が、心霊現象なんかが見えてしまったらそれこそ寝込んでしまいそうだ。


私が見えるのは、目の前の相手に憑いている霊。

守護霊だとか、強い思いを持つ人の生霊のようなもの。

ちなみに左肩に守護霊、右肩に強い思いを持つ人が見えてしまう。

特に身体を重ねた後の男性には、裸の女性が右肩に乗っていることがあって、目のやり場に困るときがある。


高校生の頃は、特にミエル状態がすごく強くて同級生の男子を直視することが出来なくて、大学は女子大を選んだほどだ。


徐々にそのミエルパワーは弱くなってきて、ハッキリ見えていたものがぼんやりと見えるようになったり、見えない時間が多くなってきていると思っていた頃だった。

< 74 / 244 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop