闇を抱える蝶と光輝く龍
夏休みと幹部の過去
体育祭が終わってからずいぶん経ち、日差しが眩しくなる季節になった頃


晴「ゆーちゃん、筋肉痛なおった?」


「あー、うん。まだ少し痛むけどほとんど平気」


体育祭が終わった次の日、私は予想通り筋肉痛になり痛くてどうしようもなかったけど、今はほとんど治ってきたみたい


晴「ほんと?それじゃあ、ゆーちゃんも一緒に海行けるね!」


ん?海?


「なんで海が出てくるの?」


尚「それは、もうすぐ夏休みでしょ?洸龍は毎年夏休みは旅行で海に遊びに行くのが恒例なんだ。多分その事を言ってるんだと思う」


へー。洸龍には恒例があるんだ


夢蝶は恒例とかないからな。


今年から作ろうかな


そうだな…例えば……


「キャーーーーー!」


うわー。来たよ。


変な臭いがするパンダ…


じゃなくてパンダメイクした女子生徒


パンダ女達「洸龍の皆様よ!」


パンダ女達「今日も格好いいですわ!」


はー。ホントに懲りないね


いつまで続くんだろう?


まぁ、もう慣れたから今ではどうでもいいけど


私たちは周りの言葉を無視して教室へ向かった
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