闇を抱える蝶と光輝く龍
「尚ごめんね。一人でも大丈夫なのに」


尚「ううん。学校でも一人だと危ないよ。この学校には洸龍以外の族もいるからね。それに、あそこにいるのちょっと辛いんだ」


最後の方は少し顔歪めながら言った


「辛い?どうして?」


意味がわからず聞き返すと


尚「結衣ちゃん。僕の過去聞いてくれる?」


切なそうに聞いてきた


「尚が話したいなら、聞くよ?」


尚「うん。ありがとう」


尚は一つ深呼吸してから話し出した
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