闇を抱える蝶と光輝く龍
5階に着くと


目の前に豪華そうなドアがあった


絶対あそこだな


ドアの上には大きく“理事長室”と書かれたプレートがあった


私は理事長室に入った


「失礼します」


あ、ノックするの忘れた


まぁ、いっか


?「結衣、久しぶりだな」


「え!?葵(あおい)さん?」


葵さんは夢蝶の先代で元総長


普段はマイペースだが怒らせるとヤバイ人です


「もしかして、葵さんが理事長?」


葵「ああ、まあな。とりあえず話しするから座れ」


私は葵さんの正面に座った


葵「結衣クラスは1-Sだ。で、寮の部屋は、最上階の1003号室な。それから、お前のクラスには全国No.1の洸龍(こうりゅう)の幹部たちがいるから気を付けろよ。まぁ、正統派だから大丈夫だと思うけどな」


「了解。で1-Sってどんなクラスなの?」


葵「それは、担任に聞いた方がいいな。今呼ぶから待っとけ」


ピンポンパンポン


“えー、咲哉(さくや)先生、咲哉先生。今から20秒以内に理事長室に来てください。さもないと…フフッ”


ピンポンパンポーン


え?なに今の呼び出し方


怖‼


葵「…10、9、8、7、6、5、4、3、2、い」


ガチャ


おおー間に合った。


?「おい!葵!その呼び方はやめろって言ったろ!」


「あ、もしかして咲哉さんが担任?」


咲哉さんも夢蝶の先代で元副総長です


倉庫にいた時はいじられキャラでみんなにいじられてたけど喧嘩になると強い


咲「あ?誰だお前?」


咲哉さん。もしかして変装してるから分かってないの?慶にぃとか葵さんは分かったのに…


「はぁ?咲哉さん。まさか仲間の顔忘れたわけじゃないですよね?(黒笑)」


咲「ゆ、結衣?わ、わりぃ。頼むから許してくれ」


まぁ、今回は許してやるか


葵「咲哉、結衣今日からお前のクラスに入るからつれていってやれ」


咲「あ、あぁ。分かった。行くぞ、結衣」


「はーい。じゃあ、葵さん。またね」


葵「おう」


私たちは理事長室を出た
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