暴走族の姫 Ⅰ
「ど、どこ?ここ。私眠ってたの?」




女はすこし混乱しているようだったので、麗が落ち着かせるように説明した。



麗「君倒れちゃったんだよ~。ここは仮眠室!優喜が君のこと運んだんだよ~!」



誰が運んだとか、いらない情報つきで。



「余計なこというな。お前、大丈夫か?」



女は急に泣き出して、確かにこう言った…。



「助けて…。」




そう言った彼女は大分衰弱しているようでまた意識を手放した。


< 19 / 104 >

この作品をシェア

pagetop