暴走族の姫 Ⅰ
マンションにつくと、管理人さんが鍵をくれた。


私の部屋は、5階の1番端の部屋で、すこし、
わくわくしながら、部屋の鍵を開けた。


「おい。お前そこに住むのか。」


突然、後ろから声がして驚いた。


その声は透き通るような頭に直接響くような声だった。


悠「はい。それがなにか?」


つい反抗的になってしまって、感じが悪かっただろうかと心配になる。


???「いや、なにも。ただ、気を付けろよ。」


それだけ言って、隣の部屋に入っていった。


あの人が隣の住人…。


名前が知りたくて表札を見る。


しかし、そこは真っ白でなにも書いてはいなかった。


菓子を持っていった方がいいだろうか。


迷う。


(よし。持っていこ。)
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