腹黒執事の極秘任務
「森下翔護君が明日、ここを卒業することになりました」

一瞬しん……としたあと、ざわざわと騒がしくなった。

「嘘だよな? 翔護兄がいなくなるなんて!」

「やだやだ、お兄ちゃん~!!」

「翔護兄、行っちゃうの……?」

皆がやってきて、俺にしがみついたり寂しそうに見つめたりしている。

「皆、今までありがとう。
出て行くけど、皆はいつまでも家族だからね?」

寄ってくる小さな子達の頭を撫でる。

「翔護お兄ちゃん……」

向かいの席から、寂しそうにこちらを見つめる女の子。
まりんだ。
< 23 / 131 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop