腹黒執事の極秘任務
無理矢理ってわけでもないけど、周囲にはそう映っているのか。
最近色んなことがありすぎて訳がわからないな。

俺は言われるがままに、渋々目の前の封筒を手にした。

「え? これ……」

封筒から出てきたのは、ペンと数枚の紙幣。

しげしげとペンを見つめていると、声をかけられた。


「それを持ち歩いて、あいつと会うとき、スイッチを入れて録音してほしい。

あいつが何を考えてるのか、ささいなことでも知りたい。
そこに弱点や一泡吹かせるヒントがあるかも知れないからな」

ペンだと思っていたものは、どうやらボイスレコーダーのようだ。

そうだと知って眺めてみても、やっぱり一見ただのペンにしか見えなかった。
よく出来てるな、と妙に感心する。
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