ずっと、あなたが好きでした。





「聞いてた?」

「!」


声を掛けられ、ハッとした。

「え…あ…」


ドキドキ。

「…すいません」


ドキドキ。

意識し始めたら、目が見れなくなってしまった。


「…異動先に、一緒に来る?」


「え!?」


「冗談だよ。そう言うことだから、頼むな」


そう言うと、休憩室から出て行ってしまった。




"異動先、一緒に来る?"って…


「っ…」


今は冗談でも、無駄にドキドキしてしまう。



「何で今なんだろう…」


もっと早くに、この気持ちに気付いていれば良かった。



けど、気付いてて告白できたか?というと…できなかったと思う。




「…どうしよう」


あと、2週間かー…








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