魔法少女ゆめみ♡
「それがね、歩美、とってーも嬉しかったの♡それからそれから〜…」
歩美の口は動き続けている。
目が合う度に歩美はふふっと笑ってくる。
「…ねぇ?歩美?」
「なぁに?ゆゆちゃん。」
「なんで、私と死にたいの?」
歩美は一瞬うーんと考えるポースをしたあと、うんうんと頷きこう言った。
「英雄と一緒に死ねたら幸せだから。」
…。英雄?私が…歩美の英雄なの?
「歩美…。私のことをそんなふうに思ってくれていたなんて。」
これで説得できるだろうか。
私はまだ死にたくないの。
「うん。ゆゆちゃん。そうだよ!」
「そっか!ありが…」
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