魔法少女ゆめみ♡
「えー。皆さん。今日は残念なお知らせがあります。昨日琴子さんがバスケットゴールの下敷きになったのはご存知ですよね?奇跡的に腕の怪我だけで助かりました。…ただ、その怪我があまりにも酷くて…。彼女は精神的なショックで当分学校には来ません…。」
クラス中がザワつく。まって、本当に…。だとしたら。
にやぁ
まって、まって!!私の顔上手くごまかせてるかしら。ポーカーフェイスを意識しているけど、つい、つい…笑みがこぼれちゃう。
「琴子ちゃん…。可哀想。」
「昨日のアレ!みんな見たよな!?痛そ〜。」
所詮みんな口だけだ。笑えてくる。まぁ、二度と琴子は帰ってこないだろう。
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