颯悟さんっ、キスの時間です。(年下御曹司は毒舌で腹黒で…でもかわいいかも?)
「少女趣味……ですよ、ね……」
「そんなことない。似合ってるよ。今夜は脱がさないからね。ホントにするときまたこの下着つけてね。そのときは脱がすから。いい?」
開いた襟を元にもどすと、桐生颯悟は私の体をぎゅうっと抱きしめた。
*―*―*
チュンチュン、チュンチュン……。
爽やかな朝に似つかわしくない格好。
和室の布団の中で乱れた浴衣姿で桐生颯悟の腕の中にいる。
あのあともだらだらと戯れた。
拷問に拷問を重ねたキスに愛撫。
思い出すだけで胸がきゅうっとする。
すぐ隣で桐生颯悟は寝息を立てている。
寝顔を見るのは初めてかも。
私は起き上がって、シャワーを浴び、着替えをすませた。
お湯を沸かしてコーヒーを入れた。
しばらくして桐生颯悟は起きてきた。頬を少し赤くして。
座椅子に座る彼の向こうには窓。その向こうに見える海に太陽はない。沈む夕陽もきれいだったけど、昇る朝日もいつか桐生颯悟と見たいな、なんて思う。