きっと、君だけ。
コテンッと、私の肩に彼の頭がのっかった。
またもや油断していた私は、視界に映る金色の癖っ毛にドキッとする。
ピクリと肩が跳ね上がったの、きっとバレてる。
「今はいいや。この特等席があるし」
「何してるの…!?どけて!」
「やだ。だって今俺、藤咲さんの隣で、好きって何回も、何百回でも言うつもりだから」
「い、言わなくていい……!」
「他の奴らみたいに1日一緒にいれないぶん、この短時間でいーっぱい伝えんの。
俺は藤咲さんがこんなに好きなんだーってことを、言葉と……態度で」
「っ!!?」
スンッと、彼が私の首筋に顔を埋めてきて匂いを嗅いだ気がした。
まるで甘えてくる猫のような行動が、私の鼓動を早くさせる。