気づけよ、好きってことくらい。
「…凛音、どうした?」


ナオが出てきた瞬間、ギューッと強く抱きつく。



「うぉっ、凛音…?」



震えているあたしに気がついたのか、そっと手を後ろに回してくれた。


「…とりあえず、僕の部屋いくよ?」


静かに頷く。
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