最恐ドクターの手懐けかた II






彼は少し思い悩むように宙を見た。

そして言う。




「ずっと好きだったな」



「……え?」



「頑張り屋で周りから好かれてる奴だって、ずっと思ってた」



「それでも……遠藤先生は私を目の敵に当たり散らしていましたよね。

何かあったら、『てめぇには興味ねぇ』がお決まりで」




私の言葉に、彼は気まずい顔をする。

こんな顔すらツボだ。

だからさらにしがみつく。




「好きだってバレたら、お前笑っただろ?

口軽いお前の仲間にバラすだろ?」


< 153 / 406 >

この作品をシェア

pagetop