最恐ドクターの手懐けかた II
病院には陣痛間隔が七分になったら連絡するようにと言われていた。
それで連絡する頃には結構酷い痛みに襲われていた。
陣痛が押し寄せると、腹部を抱えて呼吸を整えるのがやっとだ。
そんなあたしを、柊はずっと心配そうに見ていた。
「琥太郎に電話してみるか?」
「何言ってんの。
琥太郎君は仕事中でしょ?」
柊の言う通り、産婦人科医である琥太郎君が隣にいてくれれば心強いのだろう。
そう思うと、奈々ちゃんが羨ましかった。