最恐ドクターの手懐けかた II






みどりちゃんは、私に意味深な笑顔を残して去っていった。

後から聞いたことだが、退院前に桃尻先生に一泡吹かせてやろうと思って、入院中ずっと作戦を考えていたらしい。

友達思いで賢いみどりちゃんが、ますます好きになった。





そんなみどりちゃんと入れ替わりに入ってきたのは、大馬鹿漢マンこと遠藤先生だ。

遠藤先生は泣き崩れる桃尻先生を見て顔を強張らせた。

それがまたショックで、こっちが泣きたくなる。

だけど、ぐっと我慢した。


< 68 / 406 >

この作品をシェア

pagetop