最恐ドクターの手懐けかた II
みどりちゃんは、私に意味深な笑顔を残して去っていった。
後から聞いたことだが、退院前に桃尻先生に一泡吹かせてやろうと思って、入院中ずっと作戦を考えていたらしい。
友達思いで賢いみどりちゃんが、ますます好きになった。
そんなみどりちゃんと入れ替わりに入ってきたのは、大馬鹿漢マンこと遠藤先生だ。
遠藤先生は泣き崩れる桃尻先生を見て顔を強張らせた。
それがまたショックで、こっちが泣きたくなる。
だけど、ぐっと我慢した。