最恐ドクターの手懐けかた II
あー、そうなんだ。
鬼嫁なんだね。
でも……柊君、優しそうだもん。
みどりちゃんのこと、本当に好きそうだもん。
それに比べて……
遠藤先生を思い出してため息をついた。
そんな中……
「柊、てめぇ何やってんだ」
私が最も聞きたくない声が聞こえた。
その声を聞いた瞬間、この場から逃げたくなった。
だけど、柊君が私の腕をがっちりと掴む。
そして笑いながら彼に言う。
「あー、遠藤センセが来た。
お前マジで白衣似合わねぇな」