紅色に染まる
……___
何分経ったんだろう。
もう人の気配は無い。
私は外に出てあの部屋に行く。
その部屋には切り殺されている男女。
もう腐臭がしている。
その近くにあるナイフは手持ちの皮の部分まで血が染み込んでいる。
私はそれを手に取り、警戒しながら部屋を見る。
壁についている2本の鎖はちぎられていて1部は曲がっていたりおかしな形になっていた。
こんなとこ…私…しら…な…
その瞬間倒れていた女の人が少し動いて何かを言った
「あ……た……だけ…………ゆ……る……………な……い」
もう言いたいことはわかった。
私は…生きていたらいけないんだ。