僕と、野獣系の彼女
いや、君、まだ何も言ってないよ。

ダメだダメだ、電話じゃ話せないっ!

…なんて、勝手に決めつけられて

僕はリンに、家の近くの公園に呼びつけられるはめに陥った

自分勝手で、マイペースで、もう

仕方がない。やっぱり彼女が心配だから

面と向かって話を聞いてやろう

僕は夜道を、公園へと急いだ

日没後とはいえ、体をねっとりと包み込むような湿気の中

人気の無い、公園にたどり着く

リンは…薄暗い街灯の下で

僕は彼女の姿を探す

朽ちかけた、白いベンチに人影を発見

何だか、遠くを見つめて、ぼうっとしているように見える

大人びて見える

リンだ。とりあえず、怪我とかはしていない様子で、一安心
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