愛されすぎて・・・




「じゃ、帰ろうか?」



「うん」



「家まで送ってくから」



「ありがとう」



靴を履き替えて、校門を出た。



涼真と肩を並べて歩くと、真司とは全然違うくて・・・



真司はとにかく隣でうるさい。



だけど、涼真は大人しいくて、静かで沈黙が多いんだよね。



でも、全然気まずい感じではない。


だけど、何か話さないとって思ってしまう。



「あの・・・前に言ってた人とは上手くいってるの?」



自分で自分の首を絞めるだけなのに聞いてみた。



「わからない・・・でも、いつかは伝える」



「涼真は一途なんだね」


はぁ・・・辛いなぁ。



涼真に告白されたら、誰だって付き合っちゃうじゃん。



高確率で・・・



私の勝ち目はないんだよね・・・。


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