愛されすぎて・・・
だんだん暗くなってきて、打上げ花火まであともう少し!
ここの花火はすごく綺麗って有名なんだって!
茜が言ってた気がする。
「ジュース買ってくるけど、なんかいる?」
「ううん、いい!」
「そっか・・・じゃあここで座って待ってて?」
「うん」
真司に言われた通りにベンチに座って待つことにした。
・・・人が増えてきたなぁ。
屋台が並んでいるところは人がいっぱいで通るので精一杯みたい。
ここはあまり人が来なくて、比較的落ち着く場所。
「なぁ、あの可愛い子、1人なんじゃね?」
静かだった場所だったのに、はっきりと何言ってるかはわからなかったけど声が聞こえてきた。
声の方を見ると、チャラそうな男の人が3人くらいいた。