時間よ、止まれ。



あれ、おかしいな。


彼の事を好きな君が好きなのに、

好きなはずなのに、




今、僕はなんて思った?



ーーーなんで、あいつなんだ。


僕だけを見ていてよ。

せめて、僕と居る時くらい、

僕と居る時だけでも、

僕だけを見ていてよ。

彼を見るのと同じ様に、

僕を見てよ。



なんて、笑うよな。


そんなの絶対にあり得ないのに。




分かってるのに。





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