突然降ってきたキセキ～今日から私がイケメンアイドル！？～

そこには仁王立ちしてなぜかドヤ顔の翔くんがいる。私は寝癖で頭がボンバーになったまま目が点になった。


｢何やってんだ、バカ！｣


｢ええっ！？｣


い、いきなりバカとな！？


翔くんはいきなり私をじっと見つめ真剣な顔して怒ってくる。私からすれば何が何だか分からない。


｢そんなボッサボサ頭してる場合じゃねえよ！こっち来い！｣


｢えっ！？な、何なんですか！？｣


わけも分からないのに、翔くんは私の前に1冊の雑誌を見せつける。開かれたページには、信じられない光景が写っていた。


｢...はっ！？な、何ですかこれは！？｣


大変おそろしい事に、そのページには一面に私達が海に行った時車内でキスしていた写真が写っている。


そして状況を理解するよりも先に大和くんと陽希くんが私の部屋に乗り込んで来た。


｢ちょっ、2人まで何ですか！？｣


｢何だじゃねーよ！何撮られてんだよこのバカップル！｣