スコール

零度


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ーーー
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……ヴォーン ヴォーン
って言いながら 回転する 洗濯機を眺める。
ドラム式じゃない いわゆる旧式の上の蓋がガバって空く バケツみたいな洗濯機。

上から、この世界を覗き込んでるような気がしない?

洗剤と柔軟剤が混ざって
透明ではない水と もみくちゃにされる洗濯物
浮き上がってくるモノもいれば
沈んだままのモノもいる。

鮮やかな色のモノは
一瞬でも浮き上がれば見えるし
暗い色のモノは
浮き上がってきても見えにくい

濁った水の中で 踠いている
洗濯物は
あたしは、どうしてもこれが
“私たち” にしか見えない。
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