不合理なオフィスラブ 〜嫌いな同期との攻防戦〜

だから――。



自分でもバカな女だと思うけど……。



強ばっていた肩の力を抜いて、佐藤さんに身体を預けた。



あいつのこと、一度は“司”って呼んでみたかったな……。



込み上げてきた涙を隠すようにそっと目蓋をとじた。



「月子っ!!」



私の耳に聴き慣れたヤツの焦ったような声が届いた。


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