不合理なオフィスラブ 〜嫌いな同期との攻防戦〜

「別れたら、いつでも僕のところにおいで」



眉を下げ、見てるこっちの胸が痛くなるような弱々しい笑顔を浮かべた佐藤さんがヤツに見せつけるように、私の髪を一束すくってそこに口づける。



髪から熱が伝わり、その視線に、その想いに――。



瞳を逸らしちゃいけないと思った。


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