不合理なオフィスラブ 〜嫌いな同期との攻防戦〜

「おい。いい加減に離せよ」



佐藤さんと私の距離をとるように、ヤツと私の立ち位置が逆転した。



ヤツの背中を見つめて、この場の雰囲気に流されて抱きつきたい衝動にかられる。



素直になりたいのに、ほんのちょっとの自制心と頑固で意地っ張りな性格も手伝って、守られているような今の状況がすごく嬉しいのに、この気持ちを上手く表現することが難しかった。


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