不合理なオフィスラブ 〜嫌いな同期との攻防戦〜

「はぁっ……夢か……」


「なにか言った?」


「いや、なんでもない」



ソファーの背もたれに頭を預け、天井を見上げて息を吐く。


懐かしくも苦いあの頃を思い出したことで、少しばかり彼女の顔を見るのが躊躇われた。



「今なら、はっきりわかるのにな……」


「なにが?」



「はい」と冷たい水が入ったマグカップを渡される。


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