不合理なオフィスラブ 〜嫌いな同期との攻防戦〜

「あっ、ぶねぇーなぁ~。ったく気をつけろよ!驚くだろっ!!」


ヤツのあまりの剣幕さに肩を竦める。



どんくさすぎると私に暴言を吐きながらも今度は歩幅をあわせてくれたヤツ。



離してくれそうにない右手に、半分の嬉しさと切なさが入り交じった。


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