不合理なオフィスラブ 〜嫌いな同期との攻防戦〜
▼6 雪解けの追憶

「こちらへどうぞ」



着いてそうそう案内されたのは、窓からの眺めもいい応接室。



その空間に私と天宮だけ残して、受付嬢と呼ばれている私とは比べものにもならないほど手入れの行き届いた綺麗な女性が颯爽と準備したお茶を置き、持ち場に戻って行った。



天宮と二人っきりとか。
先ほどのこともあって、なんだか気まずいんだけど……。


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