俺の彼女がドルヲタだなんて知らなかったんです!?




◇◇





そして日曜。



待ち合わせ場所である駅前のカフェで待つ俺は、美和の今日の服を想像して暇つぶししていた。



彼女はどちらかと言うとパステルカラーのふわふわ系が好きらしい。


いかにも女子って感じがまた可愛い。



この前初デートに行ったが、その時の格好と言ったらもう、可愛すぎて死ぬかと思った。



俺以外の男に見せたくない。



それしか考えられないくらい可愛かった。



今日もきっと可愛いんだろうな。




「いらっしゃいませー」




カランとドアが開く音がして、俺の横に人影が現れた。



美和だ。


さあ、今日はどんなコーデだろう?




とか考えながら、スマホに落としていた目線を上げると。




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