Am I What Colors?ー元姫の復讐ー〈リメイク版〉
「...俺は、信じねぇ」
その言葉に、思わず顔を上げてしまった。
蓮央と目が合う。
彼は真剣な顔で私を見ていた。
「俺は、お前がチームを裏切っただなんてこと、信じねぇよ」
「な、に...言ってんの...?」
「...お前はそんなことする奴じゃない」
...分からなかった。
どうして、何の根拠で、そう言うのか。
そもそも、初対面の私に、どうしてそんな言葉をかけるのか。
何もかも...分からない。
狼狽していると、蓮央は優しく笑った。
青い目を細めて。
何もかもを見通すような、そんな目...。
「って言っても、俺のカンだけど。
ただ何となく...お前の目を見てると、汚いことは絶対にしないんだろうなって思う」
私の、目...?
無意識に、両手を目に当ててみる。
...何も変わったところはない。
あの頃と変わらない目。
裏切り者だと言われ、追い出され、憎しみに染まった時と全く同じ目のはず。
...なのになぜ、この男はそんなことを言うんだろう?