Am I What Colors?ー元姫の復讐ー〈リメイク版〉
静まり返っている倉庫の中。
下にいるたくさんの人のうち一人が、手を挙げた。
「1ヶ月ってどういうことっすか?」
「私がここの姫になるお試し期間みたいなものってこと」
「お試し?なんでですか?」
「なんでって...」
「ずっとここにいればいいじゃないすか」
え...?
びっくりして、声が出なくなった。
階下では、彼に賛同する人たちの声が次々と上がる。
さっき以上の盛り上がりを見せていくその場に、私は言葉を失った。
まさか...私を受け入れてくれるの...?
批判は覚悟してた。
当然、罵倒もされると思っていた。
なのに彼らは真逆のことを言う...。
「...なんで?」
無意識にこぼれたその呟きは、彼らの耳に届いていたようで。
さっきの男が、屈託なく笑った。
「蓮央さんたちが信じた人を俺らが信じなくてどうすんですか!!」
──『蓮央がお前を信じるなら、俺らもお前を信じるに決まってるだろ?』
...圭太の言葉と重なった。
彼らはみんな、同じことを言う。
蓮央が信じるなら自分も信じる、と。
「...ははっ。さすが俺たちの仲間」
そう言って後ろで笑っているこの男は、こんなにも信頼があって。
この場の全員が、彼についていくんだ。